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Patti Smith パティ・スミス/イースター

パティ・スミスの腋毛ジャケットが有名な3枚目。
がなり立てたと思ったらやさしく歌い上げるツンデレ風構成が心地よい裏切り。

ブルース・スプリングスティーンと共作でトップ10台のヒットとなった『ビコーズ・ザ・ナイト』、傷だらけのアイドルのテーマソング『プリヴィレッジ』、テレビジョンのトム・ヴァーラインとの共作の 『ウィ・スリー』を収録したおそらくキャリア中、最もポップで商業的にも成功した代表作。

イースターイースター
パティ・スミス・グループ

曲名リスト
1. ティル・ヴィクトリー
2. スペース・モンキー
3. ビコーズ・ザ・ナイト
4. ゴースト・ダンス
5. ベイブローグ
6. ロックン・ロール・ニガー
7. プリヴィレッジ
8. ウィ・スリー
9. 25階
10. ハイ・オン・リベリオン
11. イースター
12. ゴッドスピード(ボーナス・トラック)

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NYパンクと言われているけど、それじゃどうもピンとこない。
要するにヴェルヴェッド・アンダーグラウンドの直系のロックンロールにストーンズとヒッピー風味を加えた感じ。

一番売れた曲の『ビコーズ・ザ・ナイト』は、良い曲だけどあまりにまっとう過ぎて個性的なこのアルバムの楽曲の中では逆にアクセントになっている。

『ロックン・ロール・ニガー』の暴走ぶりはイギー・ポップにも引けを取らない凶暴さがあり、『ウィ・スリー』には賛美歌のようなやさしさがある。

ギターとオルガンの引きつったようなフレーズの応酬が妙に心地よい『25階』があったかと思うと引きずるようなリズムと美しいメロディのタイトル曲の『イースター』では神々しさすら感じる。


スカスカのバックにあまりコーラスを足さないメインヴォーカルの音作りは、この時代でも充分にローファイだったと思うが、今聴くと実に新鮮に聴こえる。

静と動、精細さと凶暴さが同居した見事な名盤。

▼イースターの動画視聴

[ 2014/07/21 ] 70s 70年代ロック US | TB(0) | CM(0) |
【タグ】パティ・スミス

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似ている曲一覧

■似ている曲について

どの楽曲にも意識的にせよ無意識的にせよ元となる曲が存在するはずだと考えます。
従ってパクリ=悪とは言えませんし(リスペクトやパロディの場合もあり)

自分の好きなアーティストや曲のルーツを知るのは楽しい事ですし、どちらかと言うと好意的にとらえてもらえれば幸いです。
ただし何のヒネリもない、元曲をそのまんま頂いちゃっている楽曲に対しては糾弾する事もあります。



■似ている度(パクリ評価)について


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パクリ度は★で採点しています。

★ ちょいパクリ 
★★ ややパクリ
★★★ 結構パクリ
★★★★ かなりパクリ
★★★★★ 盗作レベル




似ている曲一覧2
[ 2014/06/16 ] 似ている曲 | TB(0) | CM(2) |
【タグ】

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[ 2014/06/16 ] 似ている曲 | TB(0) | CM(2) |
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デヴィッド・ボウイCDアルバムレビュー一覧David Bowie

デヴィッド・ボウイのアルバムはキャリアが長く多作の為にかなりの数になります。
オリジナルアルバムのディスコグラフィーとしてはこれで全てです。(2013年現在)

アルバムごとに内容がかなり異なる為にベストアルバムを聴いても全体像が掴みにくいです。


どれがおすすめと言うのは難しい所ですが、初心者なら『ジギー・スターダスト』、『ハンキー・ドリー』、辺りが聴きやすいと思います。

間違っても80年代後半のアルバムやベルリン時代から聴いてはいけません(笑)

ニュース

デビッド・ボウイが10年ぶりの新曲 アルバムも発売へ



■CDレビュー記事



ライブアルバム




Tin Machine ティン・マシーン




編集盤・再発リマスター盤





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デヴィッド・ボウイTシャツ

デヴィッド・ボウイ関連SACD

デヴィッド・ボウイ関連DVD

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Tin Machine ティン・マシーン

80年代後半の迷走していた時期に突如結成された4人組のロックバンド、ティン・マシーンのデビューアルバム。

デヴィッド・ボウイのバンドではなく、インタビュー等でもボウイの発言権は4/1でしかなく、あくまでもバンドの1メンバーとしての扱いだった。

ちなみにジャケット写真は、ヒーローズと同じ鋤田正義撮影。

ティン・マシーンティン・マシーン
デヴィッド・ボウイ

曲名リスト
1. へヴンズ・イン・ヒア
2. ティン・マシーン
3. プリズナー・オブ・ラヴ
4. クラック・シティ
5. アイ・キャント・リード
6. アンダー・ザ・ゴッド
7. アメイジング
8. ワーキング・クラス・ヒーロー
9. バス・ストップ
10. プリティ・シング
11. ヴィデオ・クライム
12. ラン
13. サクリファイス・ユアセルフ
14. ベイビー・キャン・ダンス

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スーパースター路線に完全に行き詰ったボウイは、今までの全てを投げ捨てる覚悟で新たにロックバンドを結成した。
メンバーのセイルス兄弟はイギー・ポップのレコーディングで知り合い、ギターのリーヴスはロスのクラブで演奏してるのを見てボウイがスカウトしたのだとか。

このティン・マシーン結成直後にボウイは、もう過去のデヴィッド・ボウイとしての曲は一切演奏しないと宣言して最後の(つもりだった)ワールド・ツアーに出たのだから当時の意気込みは相当なものだった。

コンセプトとしては、かつて自分が流行させたコンピューターによるデジタルサウンドは一切使わずにアドリブを重視した60年代ロック風の硬派バンド。

今だったらそんなのもアリかなと思うかも知れないが、当時の浮かれた音楽シーンでは、完全に流行遅れの野暮ったいバンドだった。

しかし考えてみたらこの後の2、3年にはニルヴァーナの大ヒットでオルタナティブロックブームが来るのだから、やっぱりボウイの時代を読む力は確かだったのだ。

ジョン・レノンのカバー、『ワーキング・クラス・ヒーロー』以外の全ての楽曲の大半をボウイが手がけている。
どう考えてもバンドの力関係はボウイ&バックバンドだが、当時のボウイはどうしてもバンドの一員でいたかったらしい。


シングルヒットしそうなコマーシャルな曲は一切なく、派手さもなくすべてがうまくいっているとは言い難いが、音楽的には決して失敗作ではない。

アルバムを通してリズム隊がかなり一本調子なのはちょっと気になるが、4. クラック・シティ、5. アイ・キャント・リード、6. アンダー・ザ・ゴッドの流れの楽曲、演奏共にボウイの楽曲中でも水準以上だろう。

アルバム中でも特に『アイ・キャント・リード』のぶっ壊れ気味の危なっかしいギター演奏は、今聴いてもスリリングだし、まだグランジやオルタナティブと呼ばれるジャンルがない時期の先駆け的な楽曲だ。

特に『ベイビー・キャン・ダンス』の演奏は凄まじく、この曲に限っては世界を売った男 の演奏をさらに進化させたような勢いと創造性を感じる。


今考えるとこのメンバーを従えてソロアルバムとして発表すればボウイの黒歴史にならずに済んだのだが、当時のボウイはその自信が無かったのだろう。


ティン・マシーンは、決して悪いアルバムではなかったが、デヴィッド・ボウイのアルバムではなかった。
それがすべてだった。




Itunes試聴&ダウンロード

Tin Machine (Remastered 1999) - Tin Machine






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▼ティン・マシーンの動画視聴

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