Discジャンキーズ-洋楽おすすめCDレビュー

おすすめの洋楽ロックの70~90年代を中心としたアルバムレビューと似ている曲を紹介するブログ

Smashing Pumpkinsスマッシング・パンプキンズ/サイアミーズ・ドリーム

ファーストアルバム不発の後のスマパンの大出世2ndアルバム。

ビリー・コーガンの奔放なアイディアとそれを表現する作曲能力とギターのテクニック、低音を中心にタイトにまとまったバンドサウンドは90年代ロックの金字塔。

Dragon Ashが『Grateful Days』でサンプリングした代表曲『トゥデイ』収録。

サイアミーズ・ドリームサイアミーズ・ドリーム
ウイリアム・コーガン ジェームス・イハ

曲名リスト
1. 天使のロック
2. クワイエット
3. トゥデイ
4. ハマー
5. ロケット
6. 武装解除
7. ソマ
8. 奇人U.S.A.
9. マヨネーズ
10. 宇宙少年
11. シルヴァーファック
12. スウィート・スウィート
13. ルナ
14. ピスアント

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思えばスマパンを聴くようになったきっかけはダーシーだった。

当時のロッキング・オンのピンナップに載っていたティーカップを持って微笑んだベースのダーシーの姿があまりにもかわいかったのでこの『サイアミーズ・ドリーム』のCDを衝動買いしてしまったのだった。

ダーシー

音楽性などはまるで知らなかったから、やや分かりにくい面のある、スマパンのデビューアルバム『ギッシュ』の前に『サイアミーズ・ドリーム』を聴いたのはむしろよかったのかも知れない。

最初から最後まで1曲たりと駄曲のない素晴らしく美しくアグレッシブなアルバム。

スマッシング・パンプキンズはほぼ一人で作詞作曲をこなすフロントマンのビリーコーガンを中心として、凄まじいスピードとパワーで圧倒するドラムスのジミー、もう一人のギター、日系人だけど日本語が喋れないジェイムス、音楽的にはほとんど役に立ってないが、メンバーの潤滑油的役割の金髪美女ベーシスト、ダーシーと言う、実に妙なメンバー構成。


ちなみにあちこちのネット上のデータに堂々と掲載されている(amazonでも)某音楽評論家のビリーのアイディアをジェイムスがギターで具体化した云々の解説に関してはアルバムのギターのフレーズまでビリー・コーガンがほぼ一人で作ったものだから明らかな間違いである。(逆にジェイムスのアイディアをビリーが具体化した曲は何曲か収録されている)

高速リフでテンポが速く始まり急にゆったり遅くなる、突然の転調、計算されつくしたリズムとギターリフは勢い一辺倒で騒がしいだけの大半の当時の流行のグランジ・ロックをすでに飛び越えてしまっている感がある。

意図的にザラザラとした質感の音色と異常に強調された低音にメランコリックなメロディと静と動を繰り返す曲展開。

この『サイアミーズ・ドリーム』が発表されるまでそんなアルバムは存在しなかった。
そしてその後のスマパンでもこれほどのアルバムは作れなかった。

アルバムを発売直後にスマパンの来日ライブが渋谷ONAIRであったのだがハコが小さすぎて売り切れ状態だった。

それでもどうしてもライブが観たかったので渋谷のオンエアーイーストまで行ってダフ屋とギリギリまで交渉していたらなんとダーシーが会場入りに巡り合った!
信じられない位肌が白くてかわいかった~って今考えるとライブ開始の30分前に楽屋入りってナメてるよなぁ。

ライブの内容はアルバムサイアミーズ・ドリーム以上にとてつもなく良かった。
それまで観た中でたぶんこれからもあらゆるライブの中で間違いなくベストライブだと思う。

しかし、次の来日から彼らは武道館クラスになり、演奏も徐々にヘビメタ化して行ってしまい、徐々に興味が薄れてしまったが、スマッシング・パンプキンズが一番勢いがある時期をリアルタイムで聴けたのはすばらしい体験だった。

  • オリジナルリリース 1993年





Itunes試聴&ダウンロード

Siamese Dream - スマッシング・パンプキンズ





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