Discジャンキーズ-洋楽おすすめCDレビュー

おすすめの洋楽ロックの70~90年代を中心としたアルバムレビューと似ている曲を紹介するブログ

David Bowieデヴィッド・ボウイ/スペイス・オディティ

デヴィッド・ボウイのデビューアルバムではないが、それまでの地味な活動から初めて注目された実質的なデビューアルバム。

スタンリー・キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』にインスパイアされてアポロ月面着陸の中継の際にBGMに起用されたタイトル曲、『スペイス・オディティ』は全英5位のボウイ自身初のヒット曲となっている。

スペイス・オディティ(紙ジャケット仕様)スペイス・オディティ(紙ジャケット仕様)
デヴィッド・ボウイ

曲名リスト
1. スペイス・オディティ
2. 眩惑された魂
3. ドント・シット・ダウン
4. ヘルミオーネへの手紙
5. シグネット・コミティー
6. ジャニーヌ
7. おりおりの夢
8. フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年
9. 神は知っている
10. フリー・フェスティバルの思い出

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


タイトル曲の『スペイス・オディティ』は曲の出だしだけ聴くと普通のフォーク調の曲だが、Dのコードの使い方やメジャーだけで展開する間奏部分の浮遊感のあるコード進行などボウイらしさが散りばめられた宇宙的でちょっと風変わりな心地良い違和感が残るこの曲はボウイソングの原点と言える。

特に変わっていてインパクトがあるのが何の脈絡もなく出てくるハンドトラップ(手拍子)とパワーコードのギターのブレイク。

60年代後半、すでにハードロックなどではこうしたコード進行は当たり前だったが、フォークっぽい曲に取り入れたのがボウイらしくてユニークな点だろう。

またこの曲の80年にリメイクされたバージョンがライコ盤のスケアリー・モンスターズに収録されていた事もあった。(現在は未収録)

残念ながらスペイス・オディティに匹敵する曲は見当たらないが『フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年』の詞の独特の世界観、ドラマティックな曲調はその後のボウイを予感させる。(このコード進行は後に『すべての若き野郎ども』で流用される)

パイプオルガンのイントロが印象的な『フリー・フェスティバルの思い出』は、ミック・ロンソンが参加したバージョンのほうがはるかにパワフルでロック的だが現在発売のCDではカットされて収録されていない。

それにしても同じ曲が、ここまで変わってしまうとはミック・ロンソンのアレンジ力恐るべし!

アートロック的な曲調とゴスペル的なコーラスもロックとソウルを融合させたステイション・トゥ・ステイションの原点をうかがわせる。


それまでのボウイの音楽性から間違いなくこの『スペイス・オディティ』から変わってきているのがわかる。

しかし、まだこの時点ではボブ・ディランくずれの風変わりのフォーク歌手のような印象だったボウイが徐々にジギー・スターダスト へと変身していくのはもう少し時間がかかった。



試聴&ダウンロード

David Bowie (2015 Remastered Version)





  • リリース 1969年
  • プロデュース トニー・ヴィスコンティ
  • チャート 英17位 米16位


【おすすめ関連レビュー記事】

リアルスペイス・オディティ/クリス・ハドフィールド
デヴィッド・ボウイ1972年サンタモニカのライブCDが再発
デヴィッド・ボウイアルバムレビュー一覧


↓PV視聴Space Oddity(スペイス・オディティ) デヴィッド・ボウイ関連CD/DVD

スペイス・オディティ-オリジナル・バージョン(シングル)



Space Oddity(アルバムバージョン)



Memory Of A Free Festival

関連記事

スポンサーリンク


2 Comments

nasumayo  

それはやっぱりライコ盤ですね。
今や貴重ですよw
そのバージョンもアレンジがギリギリまで減らした緊張感がいいですね。
ただこの当時とは声も歌い方も全然ちがうので機会があったら聴いてみてください。

2006/03/28 (Tue) 23:15 | EDIT | REPLY |   

ウェイ  

このアルバムは持ってませんが、「Space Oddity」はたしか日本盤「Scary Monsters」のボーナス・トラックに入っててすごく好きでした。最初っからスペイシーだったんですね。

そういえばロキシー、やっぱりイーノは不参加みたいですね。

2006/03/28 (Tue) 13:35 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment

スポンサーリンク