Discジャンキーズ-洋楽おすすめCDレビュー

おすすめの洋楽ロックの70~90年代を中心としたアルバムレビューと似ている曲を紹介するブログ

David Bowieデヴィッド・ボウイ/ハンキー・ドリー

前作世界を売った男の暗さと重さは全く感じられないポップアルバム。
どうやら前妻アンジーとの結婚と息子ゾウイ(現映画監督のダンカン・ジョーンズ)の誕生が大きな転機となったようだ。

製作と録音はあのジギー・スターダストと同時進行で製作されたが、こちらの『ハンキー・ドリー』はコンセプトアルバムではなくバラエティに富んだ曲が無造作につみこまれた内容でデヴィッド・ボウイの歌唱もバンドのスパイダースもリラックスした演奏で展開していく。

ハンキー・ドリーハンキー・ドリー
デヴィッド・ボウイ

曲名リスト
1. チェンジズ
2. ユー・プリティ・シングス
3. 8行詩
4. 火星の生活
5. クークス
6. 流砂
7. フィル・ユア・ハート
8. アンディ・ウォーホール
9. ボブ・ディランに捧げる歌
10. クイーン・ビッチ
11. ザ・ビューレイ・ブラザース

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1曲目の『チェンジズ』は長年変化し続けるデヴィッド・ボウイ自身のテーマソングとも言うべき曲でライブの定番でもある。
(2008年にSANYO eneloop(サンヨーエネループ)のCMソングに起用)

『ユー・プリティ・シングス』は息子が生まれた喜びを曲にしたものだが、珍しくピアノが伴奏のメインの曲で歌い上げる名曲。

「火星の生活」はあの有名なフランク・シナトラの「マイウェイ」からコード進行をパクッたらやっぱり名曲になってしまったという曲。
しかし詞はボウイ独自の世界観があり、映画に没頭する少女から火星にまで話が広がるとり止めの無さがなんだかすごい。

『流砂』も独特の世界観の詞と転調を利用した大胆かつ繊細なコード進行で人気のある曲だ。
2000年以降ではキーを下げて唄っているが仕方のないところか。

そのほかにもアンディ・ウォーホール本人の目の前で演奏して演奏中に席を立たれたと言うという逸話のある曲、「アンディ・ウォーホール」、ルー・リードの歌い方を真似た歌唱とミック・ロンソンの荒々しい演奏が元祖パンクとも言われる『クイーン・ビッチ』、精神病院に入院中だった兄テリーの事をテーマにした『ザ・ビューレイ・ブラザース』等、聴き所は満載。

この作曲能力、唄いっぷり、この当時のボウイがどれだけ好調だったのかは簡単にわかると言うもの。

メロディ、詞、アレンジ、すべて申し分なくハンキー・ドリーはボウイの才能がついに開花したアルバムだ。



Itunes試聴&ダウンロード

Hunky Dory (2015 Remastered Version)





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