Discジャンキーズ-洋楽おすすめCDレビュー

おすすめの洋楽ロックの70~90年代を中心としたアルバムレビューと似ている曲を紹介するブログ

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David Bowieデヴィッド・ボウイ/アラジン・セイン

ジギー・スターダストに続くデヴィッド・ボウイのキャラクターとしてアメリカツアー中にアラジン・セインのアイディアが生まれ、日本ツアー前後にレコーディングされた。

美しく洗練されたジギーに比べてアラジン・セインは、狂気の若者を意味する(A Lad Insane)をもじって名づけられアメリカ市場向けにやや荒々しく粗野なイメージを打ち出した。

アラジン・セインアラジン・セイン
デヴィッド・ボウイ

曲名リスト
1. あの男を注意しろ
2. アラジン・セイン (1913-1938-197?)
3. ドライヴ・インの土曜日
4. デトロイトでのパニック
5. 気のふれた男優
6. 時間
7. プリティエスト・スター
8. 夜をぶっとばせ
9. ジーン・ジニー
10. 薄笑いソウルの淑女

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アラジン・セインはアルバム全体の明確なコンセプトやストーリーはなくジギースターダストのワールドツアー中に、かなり慌ただしく短期間で製作された。

キャラクターは、ジギー・スターダストと明確な違いはなく、アメリカ向けのジギー、あるいはジギー・スターダストバージョン2と言った感じか。

レコーディング時間が無かったためか『ハンキー・ドリー』『ジギー・スターダスト』と同じケン・スコットのプロデュースにしても音のバランスが妙に悪くジギー・スターダスト、ハンキー・ドリーらに比べてかなり荒く雑なサウンド作りになっている。

しかしその反面、その荒々しさが結果的にロックンロールの疾走感や凶暴性を表現してデヴィッド・ボウイのアルバム中最もロックンロール色が強いアルバムとなった。

全体を通して相変わらずギターのミック・ソンソンは大活躍でこの時期のボウイの最も重要なパートナーであったのは間違いない。

サウンド面で前作との明確な違いは、ピアノで参加したジャズ畑出身のマイク・ガースンの存在。
アルバムのテーマ曲の『アラジン・セイン』は、完全にガースンのアドリブソロを中心に作曲されており、このアルバムの不安定で危なっかしいイメージを決定付けている。

ロックにこんなに長いフリージャズのソロを入れるのは当時としてはかなり新しい試みだったんじゃないだろうか。

『あの男を注意しろ』は一聴するとストーンズっぽい楽曲に聴こえるが、斬新なコード進行とスパイダースの疾走感あふれる演奏によってこの時期のデヴィッド・ボウイでした出せない魅力にあふれたロックンロールナンバーに仕上がった。

『デトロイトでのパニック』にしても後半のスパイダースの演奏は非常に凶暴で90年代のオルタナディブロックを先取りしたような感がある。

『ドライヴ・インの土曜日』はマーク・ボランと共演した曲の再レコーディング曲で、すでに発表されていたこの曲を入れる時点で曲数が足りていない事を物語っている。

そして『気のふれた男優』の支離滅裂で危なっかしいコード進行と、かなりイっちゃってる歌詞を強引にまとめてロックンロールしてしまう当時のボウイは怖いものなしのように思える。

1曲目と最後の曲ではとても同一人物の同アルバムとは思えないギャップがあり、全体的にとっちらかった印象があるが、ボウイの最も勢いのある時期に発売されたアルバムであり、ミック・ロンソンがジェフ・ベックのギターリフをお手本に仕上げたライブの欠かせないレパートリーになるグラム時代の代表曲の1つの『ジーン・ジニー』をはじめ、ストーンズのカバー『夜をぶっとばせ』など全体的に勢いで押し切ってしまう疾走感と気持ちよさがある。

ちなみに有名なこのジャケットの稲妻のメイクは日本のパナソニックのロゴマークから拝借したものだそうな。



iTunes試聴&ダウンロード


Aladdin Sane (2013 Remastered Version)
デヴィッド・ボウイ




アルバムデータ



オリジナルリリース
1973年

プロデューサー
ケン・スコット/デヴィッド・ボウイ

チャート
英1位 米17位



Next⇒David Bowie デヴィッド・ボウイ/ピンナップス(1973年)




▼デヴィッド・ボウイ/ジーン・ジニー動画

デヴィッド・ボウイ関連CD・DVD

David Bowie - Jean Genie



Watch That Man



Cracked actor

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- 2 Comments

nasumayo  

世界を売った男の次にミック・ロンソンが活躍したアルバムかも知れませんね。
彼のギターが好きなら聴いてみる価値はあると思いますよ。

2006/12/20 (Wed) 00:26 | EDIT | REPLY |   

ルドルフ  

粗野ですか

ルドルフです。
「粗野」で「荒っぽい」ですか。でも、ミック・ロンソンは大活躍なのですね。ふーむ。やっぱ・・・聴いてみたいですね。

> 日本のパナソニックのロゴマークから拝借したものだそうな。
確か、ボウイが日本の電気炊飯器(に付いていたマーク)を見てインスパイアされたとかなんとか、でしたよね。

2006/12/19 (Tue) 20:46 | EDIT | REPLY |   

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  •  なぜか手が出ない・・・デヴィッド・ボウイ「アラジン・セイン」
  • ここのところ、ずーーっとビリー・ジョエルネタばかりを書いてきましたので、他のネタが“けつかっちん”状態になってきました。いかん、いかん。溜まったら出しておかないと、体に悪いですものねー。(←何の話だ?)1週間くらい前のことでしょうか、肺癌で闘病中だった...
  • 2006.12.19 (Tue) 20:41 | POP'nBlog

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