Discジャンキーズ-洋楽おすすめCDレビュー

おすすめの洋楽ロックの70~90年代を中心としたアルバムレビューと似ている曲を紹介するブログ

David Bowie デヴィッド・ボウイ/ピンナップス

ジギーを引退宣言した後に発表されたカバーアルバム。

ピンナップス』のタイトルが表すとおりに単純に自分の好きな曲、影響された曲を集めて演奏しただけのアルバムでこの時期のボウイに不可欠だった『コンセプト』や『キャラクター』は存在しない。

ピンナップスピンナップス
デヴィッド・ボウイ

曲名リスト
1. ロザリン
2. ヒア・カムズ・ザ・ナイト
3. アイ・ウィッシュ・ユー・ウッド
4. シー・エミリー・プレイ
5. エヴリシングス・オールライト
6. アイ・キャント・エクスプレイン
7. 我が心の金曜日
8. 愛の悲しみ
9. ドント・ブリング・ミー・ダウン
10. シェイプス・オブ・シングス

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収録曲は60年代のブリティッシュロックの比較的有名なバンドばかりで、その後の知る人ぞ知るマイナーなカバーを得意とするボウイの路線とは大きく違っている。

選曲に関してもアンダーグランド系をあえて排除してストレートなロックンロールを集めたのが分かる。

発表時期はジギーの引退後なのでバンドの参加メンバーはスパイダース・フロム・マーズではなくドラマーがウッディ・ウッドマンジーからエイズリー・ダンバーに交代している。

おそらく時間がなかった為に引き止められたミック・ロンソンとトレヴァー・ボールダーとピアノのマイク・ガースンを含めたバンドメンバーを残しておいたのは結果的に成功だった。

アラジン・セインまでの聴き慣れたバンドサウンドなのでファンにもすんなり受け入れられたのだった。(この後に大きな裏切りを受けるのだが)


ほとんどの曲がアレンジの基本を残しつつ原曲よりもテンポアップしてバンド演奏はパワフルだ。
それぞれの楽曲が原曲を超えたかどうかは意見の分かれる所だが、明らかに原曲よりも出来が良い曲も収録されている。

しかしこの次のダイアモンドの犬できっちりとバンドメンバーはリストラされてしまう。


『シー・エミリー・プレイ』のコーラスの重ね方やシンセサイザーのアレンジはこの後に発表されるダイアモンド・ドッグスをうかがわせる。

『エヴリシングス・オールライト』は。明らかに当時のロキシーミュージックを意識したアレンジでボウイが自分だってやろうと思えばこんな事は1人で出来るんだと主張しているようで面白い。


ロックンロールナンバーが続いたかと思えば『愛の悲しみ』のようなロマンチックな曲があったりしてやっぱり掴みどころがない部分もあるが普通のロックファンとしてのデヴィッド・ボウイをアピール出来たアルバムだった。



★試聴&ダウンロード

Pinups - デビッド・ボウイ





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